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   能とは

「能」は舞台装置を非常に単純簡素化した舞台劇である。

「能」は室町時代に、奈良時代に中国から伝来した「散楽」に源を発し、「猿楽」とも呼ばれた芸能と、平安時代の農耕儀礼から生まれた「田楽」が競い合い融合した芸能であるともいえる。
観阿弥が基礎を固めたものまね主体の猿楽能を、子の世阿弥が歌舞中心の美しき幽玄能へと洗練し、現在の能の形を作ったといわれる。

能の演じられる舞台は、三間(約6m)四方の板間である。この舞台には橋掛とよぶ渡り廊下がついており、また背景に老松を描いた鏡板をもっている。

能を演じるのは、所作や舞をおこなう立チ方と、楽器を奏する囃子方である。
立チ方は、シテ方、ワキ方、狂言方に分かれそれぞれ専門の複数芸集団がある。シテ方は主に主役を務め、仮面を付け舞を行う。物語をすすめる地謡もシテ方が行う。
囃子方は、笛、小鼓、大鼓(オオツヅミ、オオカワとも言う)、太鼓を奏するが、それぞれ専門の複数芸集団がある。

能の演目は、主人公によって神・男・女・狂・鬼のように5分類されることが多い。1番目は脇能物とも呼ばれ神を寿ぐ内容のものが多い。2番目は修羅物とも呼ばれ武将の合戦物が多い。3番目は葛物とも呼ばれ女性の優美な舞を舞う。4番目は現在物とも呼ばれ物狂、執心、その他の雑多な主題を含む。5番目 は切能と呼ばれ、鬼、天狗、龍神等を主題とする。
      

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   宝生流とは

宝生流はシテ方五流のうちのひとつです。
シテ方五流は、大和猿楽四座の流れである上掛(かみがかり)といわれる観世(かんぜ)、宝生(ほうしょう)、下掛(しもがかり)といわれる金春(こんぱる)、金剛(こんごう)に江戸時代に流派となった喜多(きた)流が基になっています。
宝生流は基本に忠実な謡をもととすることを徹底しており、その実直・重厚な芸を好んで武家にも多く広まったとも言われております。


   

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   謡曲

「能」の詞章が、能を離れて独立の音曲の形でうたわれるようになったのは室町時代中頃からという。「謡」「謡曲」はうたわれる詞章を指し、またうたう音曲の意にも使用される。(表章先生による)
「謡曲」のうたいは能の中で謡われるうたいと異なるところがある。
「謡曲」は、仮面、衣装、舞、囃子が伴わず、聴覚に集中されるために、独自の芸を切り開いてきたようにみえる。
「謡曲」ではシテ方の詞章もワキ方の詞章もうたう。

【能の構成】











   

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